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2026 年 3 月、nukemichi_ai 氏が note で**「Claude Code × Grok で毎日のネタ集めを自動化した全手順」**を公開した。
日々の情報収集やリサーチに ChatGPT や Claude を使っている人は多いが、「いま何が盛り上がっているか」というリアルタイムの空気感までは、うまく拾えないことがある。
この弱点を補えるのがGrokだ。Grok は xAI 社の AI で、X 上の全ポストにリアルタイムでアクセスできるため、人々が本音を 24 時間 365 日垂れ流し続ける巨大なデータベースにダイレクトに検索できる。
この Grok による X 検索を Claude Code から呼び出すアプローチで、生産性が爆上がりしたという。
本稿はこの仕組みの概要、セットアップ手順、そして活用方法を解説する。
完成イメージ
例えば**「◯◯のトレンドを調べて」と指示するだけで、特定ジャンルで盛り上がっているテーマがクラスター分析付き**で返ってくる。
投資家向けのリサーチにも使える。例えば日経平均に対する X の投資家の温度感を聞いてみたところ、強気・弱気の比率と根拠まで整理されて返ってくる。
さらに、X で盛り上がっているネタを**「note の記事ネタ」**に自動変換することもできる。検索需要・差別化余地・おすすめ度の評価付きで、タイトル案や記事構成まで出てくる。
実現するためにやること
やることはシンプルで、以下の 3 ステップだ。
- API キーの発行
- API の接続テスト
- Claude Code のセットアップ
1. API キーの発行
Grok の X 検索機能を使うには、xAI API の利用登録と API キーの発行が必要だ。API キーとは、サービスを利用するための認証コードのようなものだ。
手順①:xAI コンソールにアクセス
https://console.x.ai/ にアクセスして、X アカウントでサインインする。
- 「Sign in」をクリック
- サインイン方法は「X アカウント・メールアドレス・Google アカウント・Apple アカウント」の 4 種類から選べる
- 「X でログイン」をクリック
- 「アプリにアクセスを許可」をクリック
- 規約に同意して「続行」をクリック
手順②:クレジットをチャージ
API の利用には事前のクレジットチャージが必要だ。X 検索 1 回あたりの費用は約$0.10〜$0.15(15〜22 円程度)なので、まずは$5 程度のチャージで十分だ。
- 「Dashboard」を選択
- 「Buy some credits」横の「Purchase」をクリック
- 「Amount」に金額を入力
- 「Checkout」をクリック
- 決済画面で必要情報を入力して「支払う」をクリック
手順③:API キーを発行
- コンソール左メニューの「API Keys」から「Create API Key」をクリック
- 「Name」に任意の名前を入力(用途が後からわかれば何でも OK)
- 「Restrict access / Custom rate limits / Expiry date」の 3 つはすべてオフのまま「Create API key」をクリック
- xai-から始まる API キーが表示されるので、必ずその場でコピーして別の場所に保存(キーはこの画面を閉じると二度と表示されない)
- 「Back to API key」をクリック
2. API の接続テスト
API が問題なく接続しているかをテストする。このステップは飛ばしても先に進めるが、この後の Claude Code との連携でエラーが出たとき、原因が「API キーの設定ミス」なのか「Claude Code 側の問題」なのかで混乱する。1 分で終わるのでやっておこう。
テスト用スクリプトをダウンロードして、デスクトップに保存する。
Mac の場合
- 「ターミナル.app」を起動
- 以下のコマンドを 1 行ずつ実行:
cd ~/Desktop
export XAI_API_KEY="xai-ここにあなたの API キーを貼る"
python3 test_x_search.py
Windows の場合
- PowerShell を起動
- 以下のコマンドを 1 行ずつ実行:
cd ~/Desktop
$env:XAI_API_KEY = "xai-ここにあなたの API キーを貼る"
python test_x_search.py
どちらの場合も、「疎通確認 OK」と表示されればテスト成功だ。
3. Claude Code のセットアップ
手順①:Claude アプリの準備
Claude のデスクトップアプリをまだインストールしていない方は、公式サイトからダウンロードする。既にインストール済みの方はこのステップは飛ばして OK だ。
手順②:ファイルのダウンロードと配置
ファイルをダウンロードして、デスクトップなどのわかりやすい場所に解凍する。
解凍すると「x-research」というプロジェクトフォルダが作成され、中に必要なファイルが以下の構成で配置済みの状態になっている。
x-research/
└── .claude/
└── skills/
├── x-research/
│ ├── SKILL.md(X 検索の指示書)
│ └── search.py(X 検索スクリプト)
├── note-ideas/
│ └── SKILL.md(note ネタ変換の指示書)
└── x-ideas/
└── SKILL.md(X 投稿ネタ変換の指示書)
各ファイルの役割:
| ファイル | 役割 |
|---|---|
| SKILL.md | Claude Code への「指示書」。「X 検索スクリプトをこう使って、結果をこの形式で整理して」という手順が書いてある |
| search.py | xAI API を実際に叩くスクリプト。Claude Code がこのスクリプトを実行すると、Grok が X のリアルタイム投稿を検索し、結果を返してくれる |
SKILL.md が「司令塔」で search.py が「実働部隊」というイメージだ。
Mac の場合の注意点
「.claude」のようにドットから始まる名前のフォルダやファイルは、Mac ではデフォルトで非表示になってしまう。Finder を開いた状態で「Cmd + Shift + .」を押して隠しファイルの表示を有効にする。
4. 実際に使ってみる
手順①:初期設定(初回のみ)
- Claude のデスクトップアプリを開いて「コード」タブを選択
- チャット欄の下の「フォルダーを選択」で、先ほど作成したプロジェクトフォルダ(x-research)を選択
- チャット欄に以下を入力して API キーを設定:
環境変数 XAI_API_KEY に "xai-あなたの API キー" を設定して
初めてスクリプトを実行するとき、画面下部に許可を求めるバーが表示される。これは Claude Code が「このコマンドを実行していいですか?」と確認しているものだ。「Always allow for project (local)」を選ぶと、次回以降は同じコマンドの確認が省略される。
手順②:指示してみる
チャット欄から以下のように指示する。1〜2 分ほど待つと、回答が返ってくる。
search.py で X のトレンドを調べて
search.py で AI 活用系のトレンドを調べて、note の記事ネタにして
search.py で副業系のトレンドを調べて、X の投稿ネタにして
プロジェクトフォルダに CLAUDE.md というファイルを置いて、Claude に「X の話題は search.py を使え」と事前に指示しておく方法もあるが、環境によっては安定しないことがあるため、「search.py で〜」という指示の形を採用するのが確実だ。
さらに踏み込む
ここからさらに踏み込むこともできる。
- 「テーマ 1 の具体的な記事案を出して」
- 「この中から X のポスト案を 5 つ書いて」
といった指示を続ければ、そのまま執筆やポスト作成に入れる。
これで、X のリアルタイムなトレンドを Claude Code からリサーチし、note や X のネタ出しまで一気通貫でできる環境が整った。
補足:SocialData API との比較
X のデータ取得にはSocialData APIという選択肢も最近話題だ。API 単価は安いが、返ってくるのは生データのため、AI に分析させるとトークン消費が大きくなりがち(トータルのコストが高くなりがち)だ。
ネタ探し用途なら、検索から分析まで一発で完結する xAI API の方がトータルでは効率的だ。
結論:毎日のリサーチを自動化
Claude Code × Grok の組み合わせで、X のリアルタイムなトレンドをリサーチし、note や X のネタ出しまで自動化できる。
- Grok の X 検索 - リアルタイムの X データにアクセス
- Claude Code - 検索結果を分析・整理
- 自動変換 - note や X のネタに自動変換
毎日のリサーチにぜひ活用してほしい。
参考:
引用元・参考リンク
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