料金無料(オープンソース)
対応macOS / Linux / Windows
ライセンスMIT
目次
概要
gog は Gmail・Calendar・Drive・Sheets・Docs・Tasks・Contacts など Google Workspace の主要サービスをコマンドラインから操作できるCLIツール。JSON出力に対応しており、AIエージェント(Claude Code、Cursor、GitHub Copilot CLI 等)の「手足」として使うことで、自然言語での Google Workspace 操作を実現する。
対応サービス
| サービス | できること |
|---|---|
| Gmail | 検索、送信、ラベル管理、フィルタ、下書き、バケーション設定 |
| Calendar | 予定の一覧・作成・更新、空き状況確認、フォーカスタイム |
| Drive | ファイル検索・アップロード・ダウンロード、権限管理 |
| Sheets | セルの読み書き、行列挿入、フォーマット設定 |
| Docs / Slides | PDF・DOCX・PPTXエクスポート、テキスト抽出 |
| Tasks | タスク管理(追加・完了・削除・リスケジュール) |
| Contacts | 連絡先検索・作成・更新、ディレクトリ参照 |
| Chat | スペース一覧、メッセージ送信(Workspaceのみ) |
| Forms | フォーム作成、回答取得 |
| Keep | ノート一覧・検索(Workspaceのみ) |
導入手順
1. インストール
# macOS (Homebrew)
brew install steipete/tap/gogcli
# ソースからビルド
git clone https://github.com/steipete/gogcli.git
cd gogcli && make
2. Google Cloud プロジェクトの準備
- Google Cloud Console でプロジェクトを作成
- 必要なAPIを有効化(Gmail API, Calendar API, Drive API 等)
- OAuth 同意画面を設定し、テストユーザーに自分のアカウントを追加
- 「認証情報」→「OAuth クライアント ID」→「デスクトップ アプリ」でJSONをダウンロード
注意: テストユーザーの設定画面は「対象 (Audience)」メニュー配下にある場合がある。
3. 認証設定
# クライアント情報を登録
gog auth credentials ~/Downloads/client_secret_xxxxx.json
# Googleアカウントをログイン(ブラウザが開く)
gog auth add your-email@gmail.com
# 環境変数でデフォルトアカウントを設定
export GOG_ACCOUNT=your-email@gmail.com
4. 動作確認
gog gmail labels list
gog calendar events --today
gog drive list --limit 5
AIエージェントとの連携
JSON出力がカギ
# 人間用(表形式)
gog calendar events --today
# AIエージェント用(JSON形式)
gog calendar events --today --json
AIにJSON出力を読ませ、次のアクションを判断させるループを組むことで、チャットボットが「真のエージェント」になる。
エージェントへの指示例
AIエージェントに以下のような自然言語で依頼できる。
- 「来週の空き時間を30分単位で洗い出して」
- 「未読の重要なメールだけ要約して」
- 「件名に請求書を含むメールを過去1ヶ月分リストアップ」
- 「このスプレッドシートの売上データを読み込んで傾向を分析して」
- 「今日の未完了タスクを優先度順に教えて」
Claude Code での設定
Skills Marketplace から gog スキルをダウンロードし、~/.claude/skills/gog に配置する。スキルにはコマンドの最適な引数定義やエラーリカバリ手順がパッケージされている。
実用コマンド集
Gmail
# 未読メールをチェック
gog gmail search "is:unread" --limit 10 --json
# 特定条件で検索
gog gmail search "newer_than:7d subject:invoice" --json
# メール送信
echo "会議の資料です。" | gog gmail send \
--to "user@example.com" \
--subject "資料送付" \
--body-file -
Calendar
# 今日の予定
gog calendar events --today
# 予定を追加
gog calendar create --summary "開発定例" \
--start "tomorrow 14:00" --duration 1h
Drive
# ファイル検索
gog drive search "name contains '報告書'"
# ダウンロード
gog drive download <fileId>
使いどころ
- AIエージェントにメール処理・スケジュール管理を任せたい
- スクリプトでGoogle Workspaceの操作を自動化したい
- 複数Googleアカウントを効率的に切り替えて使いたい
注意点
- Google Cloud プロジェクトのOAuth設定が最初のハードルになりやすい。テストユーザー登録を忘れずに
- 本番利用時はOAuth同意画面の「公開ステータス」を確認。テストモードではトークンが7日で期限切れになる
--readonlyや--drive-scope fileで最小権限に制限できる。エージェントに渡す際はセキュリティを考慮すること
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